リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

{頚椎症]皇后さまのご病気

皇后さま、7日も予定をお取りやめ ヤフーニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000527-san-soci

頚椎症性神経根症すなわち頚椎症で、皇后様が激しい痛みを感じられている。

公務も取り止められるほどなので、相当な痛みと推定されます。

痛みを止めるには日本では鎮痛剤が処方されますが、閾値を超えた痛みには効果がありません。

量を増やすと胃腸を壊す上、血行を悪くして返って痛みを増幅してしまいます。

では手術をと思うでしょうが、普通に考えても首の手術はためらわれます。まして皇后様が患者なら、誰も手術はしないでしょう。

万が一手術をして後遺症でも発症したら、昔なら切腹ものでしょうから。

以前来られた患者さんは皇后さまの原因ととは異なる頚椎症でした。皇后さまは頚椎の椎間板が飛び出し、圧迫した状態で起こった神経痛と診断されていると思います。

この患者さんは骨粗鬆症に伴い神経の通り道になっている骨が、神経を圧迫して起こる激痛を発症していました。

一般人ですから手術を勧められ、無事手術は成功しました。手術に失敗はほとんどありません。

削った骨を補強するため、人体には害が少ないと言われているチタンを埋め込まれました。

ところが我々も使うチタンテープの効能は、チタン自体がマイナスイオンを発生させ、痛みの元であるプラスイオンを打ち消すと言うものです。

この方は手に冷気が少しでも当たると、腕全体が電気が走るごとく冷えきってしまうというものでした。

冷蔵庫の扉など恐ろしくて開けられないほどでした。

体を流れる気は、電気の流れと考えられています。

チタンによってこの流れが乱れてしまっているのです。同じように体に金属を当てると、全て同じ現象が生じるわけです。

ピアス、指輪、クオーツ時計などは気の流れを阻害します。

神の手を持つ内視鏡による手術でも、おそらく治療は難しいでしょう。

そもそも痛みとは何か定説がない。このことが手術という発想を導くことになるのです。

椎間板ヘルニヤによって起こる坐骨神経痛が知られていますが、ヘルニヤ部分をとっても痛みは取れない場合があります。

それが消えなくて患者が主治医を撃ち殺した事件はまだ記憶に新しいことと思います。

ヘルニヤがあっても痛みと感じない人も多いそうです。このさはどこにあるのか?

痛みは患部で起こっているのではなく、脳が痛みとして感じている感覚です。

ではなぜ痛みとして感じるのか?

例えば私が難病後縦靭帯骨化症を治療していくと、痛みなどの症状は消え去ります。しかし患部の状態は治療前とほとんど変化はありません。

これはどういうことか。

鍼の効果で患部の血行が改善されるからです。脳は血行が悪いと痛みとして感じます。

血行が良くなれば命に別状が無いと脳が感じ、痛みとして感じなくなると考えられるのです。

この理論はまだ少数派なので、手術が行われているのです。

では皇后さまの苦しみを消し去る方法はないのか?

鍼とお灸がこの場合安全かつ最適な治療法と考えます。

しかし体に刺す伝統的な鍼治療だと、首に針を刺すのはやはり難しいでしょうね。また首に打っても効果は期待できないでしょうから。

宣伝になってしまいますが、手のひらで治療が行える高麗手指鍼は最適でしょうね。

自慢になってしまいますが、高麗手指鍼はこういう点でも安全です。痛いのが難点ですが。

宮内庁病院の組織
http://goyoutasi.gozaru.jp/goyoutasi/i.html

宮内庁病院の医者は公務員になるのでしょうか。

このような病気は彼らにとって、おそらく難病に属するでしょう。むしろ世間では難しいと思われう方が易しい治療かも知れません。

気が思い役職でしょうね。

「JIN」を見て以来天皇や幕府の医療に少し興味が湧いてきました。

学校では平安室町時代の鍼博士のことを本の少し習いましたが、博士になるまでは半端な努力と才能ではなれない厳しい道だったようです。

追追知識を貯めていきましょうか。