リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

放射線量の安全基準 近藤誠医師の論文から

文芸春秋六月号に近藤誠医師が「放射線被曝どの数値なら逃げるか」と言う論文が載りました。

文芸春秋
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/

いまだに政府は何かを隠している、そう国民は思っているのではないでしょうか。

文部科学省 原子力安全課 原子力防災ネットワーク 環境防災Nネット
http://www.bousai.ne.jp/vis/torikumi/index0301.html

原発から放射能がまき散らされた時、拡散状態を逐一知らせる画期的なシステムがありました。

それを政府が国民に隠していて発表しなかったため、週刊誌などが騒いだので止むを得ず、6000枚だかの図を発表するに至りました。

徳川の封建時代じゃあるまいし「農民は寄らしむべし、知らしむべからず」がまかり通っているのが、政府と言うところなのか。

国民はそれほどおろかじゃないはずで、より真実を公開することで自ら判断出来る能力はあるはず。

自民党とは違ってそのようなことは無いはずの民主党が同じことをしている。これでは国民が失望するのは当然だ。

ところでいま国民の大多数の心配ごとは、放射能のことでしょう。

放射能となると国民の多くは、怖さは分かってもどこまで怖がれば良いのか、判断ができません。

テレビで解説している、有識者の発言もどこまで根拠があるのか、信頼がわきません。

近藤誠医師はこれを発がんの可能性という切り口で、被ばく量の限界を自ら設定する、判断基準を提示してくれています。

20ミリシーベルト閾値云々が、実は健康診断で行われるCT[検査から比べれば、騒ぐことがほとんど無意味なことが理解されます。

本音文を良くお読みになって、独自基準を設定されることをお勧めいたします。

私自身はこれを読んで、いまのところも先も安全だなと納得いたしました。

未来は原発の状況次第でしょうが。

それにしても原発の現場で働く人たちは、果たして安全なのだろうかと心配します。