成功する日本人大リーガーで思うこと
昨日もレッドソックス松坂大輔選手が、2回0/3で8安打7失点と打ち込まれた。
松坂節目でめった打ち 次回の結果次第で中継ぎ降格も… ヤフーニュースより
[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000018-spn-base:title=http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000018-spn-base
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大リーグに行って成功する選手、失敗する選手が分かるようになってきました。
それはおそらく実社会でも同じようなことが起こっているはずです。
野茂秀雄選手は日本人大リーガーの草分けでした。しかし晩年は年齢もありましたが、急速にその個性を失っていきました。
今の松坂選手も同じ轍を踏んでいるように見えます。
今年から楽天に一員になった松井稼頭央、岩村明憲選手など、期待されたのに怪我などもあって活躍できませんでした。
そこでプロの世界は全く分からないのですが、一般社会と比較して果たして大リーグで成功するにはどうしたらよりよいのか、問題解決を図ってみました。
1、身体を鍛えない
野茂選手も松坂選手も、デビューや日本にいた時と身体を比較してみましょう。後年の野茂選手はまるでボディービルダーのようになったしまいました。
松坂選手も同じように、胸板が盛り上がって見えます。
その昔巨人の桑田真澄選手が、東海大の教授のアドバイスを受け筋肉トレーニングを始めたことがありました。
スポーツ選手の筋トレが注目されてきたころだったでしょうか。
これに反し当時巨人軍の監督藤田元治さんは、「筋トレで上半身を鍛えすぎると、下半身とのバランスが取れなくなる」と批判的でした。
私はスポーツにもそこそこの筋トレは必要と考えていましたので、注目して見ていたのですが軍杯は藤田さんに上がったのです。
人間の筋肉は上半身と下半身に分けてみると、下半身の成長は28歳ぐらいで止まります。上半身は一生成長すると言われています。
良く知られた話ですが、作家三島由紀夫が30歳過ぎてボディ―ビルを始めました。筋肉隆々の写真が残っています。
でもそれらは皆上半身しか写っていません。
下半身が貧弱だったからです。良く今四選を果たした、石原慎太郎都知事はそれを良くからかっていたのを覚えています。
日本人の身体の特性を、下半身が強いと昔は指摘されていました。畳や和式トイレの影響とも言われていました。
下半身を鍛え上げるには相当な年数が掛かります。おそらく上半身の倍以上はかかるのではないでしょうか。
したがって筋トレをして、胸板や腕を太くすると上下のバランスが崩れてしまうのです。
イチロー選手などは、筋トレをしていますが、渡米最初から体型は変わっていないのではないでしょうか。
先日オープン戦をテレビで見ていましたら、外国人選手が投げていました。良く見るとベイスターズの大家友和選手でした。すっかりアメリカ人ピッチャー見たいな投げ方になっていました。
投げ方もずいぶん変わってきていますね。
マウンドが硬いからそうなると聞いたことがあります。
しかし松坂選手は日本にいた時より、かなり立ち投げに近いように見えます。上原選手は日本いた時からそうでしたが、アメリカに行ってからますます目立ちます。
これらはやはり環境に惑わされるたか、感化された結果ではないでしょうか。
ピアニストの中村紘子さんが、まだ未成年でジュリアード音楽院に留学した時の話をされていました。
中村紘子オフィシャルサイト
http://nakamurahiroko.com/
周りは皆大人ばかりだったそうです。
一度社会に出て学資を稼いでから入学してくる同級生が多かったそうです。彼らは大きな身体でガンガンピアノを弾いたので、つい負け無いように自分も弾くようになったそうです。
それを聴いて納得。ショパンをもっと優しく弾いてくれたらと思ったものでした。
人間は環境に影響されやすいので、野茂選手も松坂選手も同僚のようなパワーを求めて、自分のスタイルを崩していったのだろうと私は見ています。
このような岐路に立ち選択をしないとならない時、適切なアドバイス相談できる方はいないのだろうかと考えるのです。
職場なら必ず先輩がいて、適切なアドバイスをくれるものです。
それが無い時は積極的にこちらから問いかけをしなければなりません。
大リーガーにはそれが無いのだろうかと疑問に思っていました。
ところが昨年イチロー選手の特集を見ていたら、外国人でもやはり新人はベテランに声を掛けるのはためらうようです。
マリナーズのカナダ出身の若手、ソーンダース選手が「思いっ切ってイチローをご飯に誘ったら快く受けてくれた。その席で様々なことを話してくれたそうです。」
求めよさらば与えられん!!ですかね。
逆にベテランといえども、いつも自分を見てくれるアドバイザーを求めなければ、いけないのではと思う。
プロのゴルファーにはそのような、師匠と呼んだりコーチみたいな方がいて、フォームを崩した時はそこに行って治してもらうそうです。
一般社会ではいまコーチングなる職業が流行ってきたようですが、常に荒波に乗り出しているすべての私たちには、原点に戻り修正してくれるものが必要な時代なのでしょう。
コーチングとは ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B0
東洋医学的には筋トレで不必要な筋肉をつけることは、無駄またはいけないこととされています。
プロフェッショナルの場合は別として、一般人の過度な筋肉は身体に負担を掛けるからです。
最小限に留めておきましょう。
いま1つ気が付くのは、腰の上下動の少ない投手は活躍してますね。下半身を良く使っているから、コントロールも良く活躍できているのでしょう。
ドジャースの黒田博樹選手、エンジェルスの高橋尚成選手、ブルワーズの斎藤隆選手などは、コントロール良く活躍しています。
往年の大投手金田選手が良く言っていました。「腰で投げる」