「HIJK」って何?
この二つの記事を読んで思ったことがあります。
まずその1つです。
「女の子の欲しいもの」Ohnoblog 2011
http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20110102/1293978579
2つ目は
「若い世代の結婚は「HIJK」 エッチしてから愛が生まれ…」Jcastニュース
http://www.j-cast.com/2011/01/03084487.html
上のブログは端的に今時の結婚事情を書き表したことでしょう。ああそうなんだとうなずけます。
でも昔から結婚と将来の生活保証は一体であったわけで、「見合い」制度はその中に意味が込められていたことは周知の事実です。
恋愛から結婚と言うのは、戦後の民主主義でもてはやされたことであるが、必ずしもそれが幸せをもたらしてはいないことは、離婚率の上昇で証明されています。
最近ラジオで耳にしたのは、江戸時代の武士の家系でも離婚は多かったと言うことです。おそらく映画「武士の家計」の原作となった研究者の方だったでしょう。
そこで嫁いでも嫁と亭主の家計は別々になっていて、いつ離婚してもあとでごたごたが無いようになっていたそうなんです。
一時流行った「DINKS]」ダブルインカム・ノウキッズ 夫婦の家計に似たところがあるのでしょうか。
2番目の記事から感じたこと。
それはもう何十年か前に「極道の妻」を書かれ、「イエローキャブ」のあとのころでしょうか、作家の家田荘子さんが書かれた当時は衝撃な内容が、今ごく普通の社会現象になったと言うことではないかと感じるのです。
今までは出会い愛が生まれ、それを育みそして結婚してセックスをする。
ところが彼女の考え方では、セックスから入る恋愛もあっていいのではないかという主張です。
当時はまだまだ簡単には受け入れられない状況で有りました。30年ぐらい前のことでしょうか。
古文書研究科の方の言では、もし子供が出来なければもらい子でも良かったそうです。それは家督を継ぐものがいれば、お家は安泰という考え方からだそうです。
歴史を紐解けば日本人は昔からかなり自由な考え方をしていたようで、確かに封建制度の中で恋愛はできにくかったかもしれません。
大局から見ればそれほど結婚の形態は変化しているわけではない。
見合い→結婚→セックス→子供 恋愛=セックス→結婚→子供 セックス→子供→結婚 セックス→恋愛→結婚→子供
石川達三の小説の一文に、「夫婦になって肌を1週間も合わせていれば馴染んでくるものだ」(うる覚えですが)があります。
見合いでも愛は生じるものだし、恋愛結婚をしたからと言ってそれが持続するものでもない。
どのような形態でも愛は生じる時はあるはずです。どれも良い悪いはないはずです。
以前に比べ社会情勢が急激に変化し情報の伝達も早い。
その中で結婚も多様性化している。と言っても昔からあったものが数も多くなったので表に出てきた、そのようなことを感じた記事でした。
お正月なのでこんなこと考えて見ました。