リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

今年の日韓高麗手指鍼学術大会

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチ相談室ブログ〜手のひら先生の独り言〜」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を、そのほか「リウマチの広場(by 手のひら先生)」も作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。


韓国高麗手指鍼学会では、今年も恒例になっている韓日高麗手指療法学術大会を9月に開催します。

私は体調がすぐれないので今大会は参加しない予定です。

招かれるようになってもう9年にもなりました。その頃の参加者は5千人くらいだったでしょうか。年によって差はありましたが、何しろ会場はごった返すような雰囲気でした。

それ以前には1万人も集まってしまい、収集がつかないことがあったと、その頃ご存命だった洪(ホン)博士が説明してくださりました。

今年はアメリカやヨーロッパなどからも、識者を招いておこなわれるようです。

学術大会となっているので、最初は実際緊張しました。慣れるに従って、会員それぞれの日ごろの研究成果や治療実績の発表の場であるとの認識に改めました。それから肩の力が抜け、楽しみとしてきました。

ただ残念なことは、発表のための発表や論文が多いことでしょうか。

東洋医学そのものが、西洋医学のように検証すること難しさが付きまといます。そのため「?」符がつくようなものも多いのです。

意外なのはそのような事例があっても、柳会長は温かく見守るような態度でいらっしゃる。そう見えます。すでに論文の価値は見透かしていらっしゃっているようなのです。

韓国ではいま転機が訪れ、高麗手指鍼療法から瑞金療法へと転換が図られています。(瑞金とは、金を使った治療法は素晴らしいという意味です)

前回の大会ではこのことが、日本人鍼灸師と会長との間に少なからず軋轢を生じました。しかし韓国と日本との鍼灸資格を含めた、さまざまな環境を理解すればこのような齟齬は生じない。私はそう思います。

たった40年間で世界中に広まった高麗手指鍼。日本の鍼がそれほど広まっていない現状を鑑みれば、そのパワーは素晴らしいものがあります。

また今度の大会も盛大に開催されることと思います。


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