リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

大河ドラマ 黒田官兵衛に見る時代劇役者

 岡田准一を見る機会が増えています。

SP、天地明察図書館戦争と最近DVDをみました。

それほど上手いとも思えないけど下手でもなく、そこそこ二枚目俳優にしてはいいんじゃない程度の評価でした。

今回は大河ドラマ2回目から見てしまいました。

黒田官兵衛竹中半兵衛は昔から並び称される軍師ですが、好き嫌いで言えば半兵衛のほうですね。

無私の心があり純粋な軍師に魅かれます。

黒田官兵衛に関する小説では、坂口安吾の短編があります。

後に司馬遼太郎播磨灘物語を読んでがっかりしました。

官兵衛と半兵衛の最大の異なるところ、それは野心があったか否かです。

それはすでに坂口安吾が結論付けていたことでした。

上下2巻を読み終わる寸前、官兵衛は天下国家を掌握する野心を持っていたのにそれを諦めたと結論付けていました。

でも小説だからね。

人の結論をパクッテまとめちゃいけないだろう。

それ以来司馬遼太郎の本は読んでいません。

今回の大河ではそこのところをどの程度まで描くかが、最後まで見切れるか否か焦点になるところです。

でも2回見終わったところでは、「あれ?もう終わっちゃうのと思うぐらい早かったので、結構ドラマとしては面白くなりそうです。」

ただし上記の点2人の軍師の描き方、どのくらい明確になるか楽しみです。

個人的には田村高広の演じた竹中半兵衛が好きですね。

ところで何気なく見ていたのだが、時代劇なのに結構いい演技をしている俳優が出てきたなと気がつきました。

先日ネットで評論をみたら、江口洋介が新しい信長像を作っていると書いてありました。

強烈な信長を演じたのは高橋幸治でした。

江口洋介に関しては経済情報のナビゲーターでしか見たことが無かったので、俳優として期待してみようとおもう。

4,50年前なら歌舞伎役者や時代劇映画、その後も時代劇テレビ番組がありましたが、このところはほとんどなくなっています。

そのような中で侍を演技するのはなかなか難しいとおもう。

しかし前回見た面構えはなかなかで、侍の演技は伝えられているなと感じました。