皇后陛下の頚椎症について
皇后陛下が頚椎症で苦しまれている。
そう聞いたのはもう何ヶ月も前でした。
その後被災地などに行かれたり、様々な行事をこなされていたので、てっきり軽快されたと思っていましたが違っていました。
現代医学では治せないと改めて分かりました。
手術という手はあるでしょうが、それには危険が伴います。
手術したからといって治る保証はないでしょうし、後遺症の危険性は大いに考えられます。
今更の思いですが、これはいま週刊文春で特集されている「腰痛治療革命」として連載されている中に、痛みの本質が医師の中でも再検討されていることを伺わせています。
首の骨が神経を圧迫しているから痛みが起こるなどということは、痛みの発端引き金になったとしても、それが原因ではありません。
骨が出っ張ったり、椎間板が出っ張ったりしたとしても、それくらいで神経は痛みを起こさないということです。
解剖学の実習で神経に触った経験がありますが、神経は思っている以上に太く硬く驚いたことがあります。
圧迫されたぐらいでは傷を起こしたり、痛みを起こすとは思えないようなものでした。
痛みに対しては鎮痛剤が日本では一般ですが、諸外国では薬の処方はなく、イギリスでは医師が鍼処方をすると聞いたことがあります。
腰痛の痛みは筋肉の異常な痙攣で起きる、こう説明されています。
それを治療するには、現代医学ではブロック注射しかありません。
これも万能ではないので、すべてが治るわけではないようです。
それにしても天皇家では下々みたいに「ちょっと治療に行ってくる」と出かけるわけにもいかないでしょうし。
大変な思いでご家族も見守っているでしょう。
我々国民もそう思って、いまは祈るしかないでしょうけど。