競馬ってギャンブル? その1
ダービーが終わって、競馬の季節も前半終了となりました。
競馬と聞いても全く興味が起きなくなって、もう10年近くなりました。
メールボックスにはあいも変わらず、競馬予想の迷惑メールが送られてきます。
彼らは競馬に敗れた者が行なっている、ギャンブルなのでその損をどうにかして稼ごうとしているのです。
以前患者さんにこの話をすると「先生目が輝いていますね」と言われた時が有りました。
残念ながらいまは輝いていません。競馬より「治療」の方がはるかに面白いからです。
私の「競馬」の先生も言っていました。「競馬より仕事の方が儲かるよ」
これに人生や命を賭けてはいけません。況や会社の金をくすねたり、生活資金を使ったりすることは愚の骨頂です。
30年前に競馬場のトイレで自殺した人間がいました。壁に「俺の人生こんなもの」と書いてあったそうです。
競馬は社会全体から見れば、種の保存システムであり、娯楽のひとつです。
関わっている人にとっては生活の糧でもある。政治にとってもそれは都合の良い道具にも使えます。
これらは皆んな受け売りです。念のため!
まだ人生の目標ややりがいを見つけられなかった時、近くにあったのが「競馬」でした。
職場の近くに東洋一と言われた東京競馬場があり、職場では毎週その話題で盛り上がることで、関心が向くようになったのです。
今の若者たちは様々な娯楽手段があり、興味の対象も多様になっています。
その頃の競馬はあらゆる点で、社会における比重が高かった。
それでのめり込む人達が多かったのでしょう。
今の若者の価値観は変わってきたので、例えば車が売れない、深酒をしない、ギャンブルよりサッカーなどを自らする、ゲームをするなどで、そちらに興味がわかなくなっています。
私の社会を見る目が変わったのも、30年前です。競馬の仕組みを教えたもらったところからです。
まだ覚えている方は多いと思いますが、トーショーボーイ、テンポイント、グリーングラスの三強が活躍した時に目覚めてしまったのです。
競馬はギャンブルじゃない。
今も発売しているのでしょうが「トータライザー」と言う、競馬情報誌があります。予想紙ではありません。
トータライザー オフィシャルサイト
http://www.navikeiba.com/
昔よく居た耳に2色赤鉛筆を挟んで、やたらと競馬新聞に赤線を引いてニラメッコしていた、あのおじさんが読んでいた新聞は予想紙です。
この新聞は数字が並んでいるだけの、情報誌なのです。
その頃聞いた話では、関連新聞の売上の0.3パーセントぐらいしか占めて居なかったようです。
偏差値とか最大値最小値、展回ちとか他にはない言葉のオンパレードです。
これは全競走馬を指数化し、出頭馬に偏差値を付けた結果なのです。
創立は昭和40年頃(1965年頃)だったと聞いています。私がこの会社を知った10年ぐらい前です。
どの世界にも達人は居て、それが慶応大学の学生だったそうです。
その頃競馬の予想オッズ(配当金)は、現場にいかなければ分からなかったのが、その方が計算式を考え出したそうです。
初めはサークル内で行なっていて、予想オッズを販売していたのだそうです。
卒業と共にその学生が離れたので、柏木さんが引継ぎ「トータラーザー」社が出来上がったということです。
このブログでこんなこと書いていいのか?とも思いますが。
ま!いっか!
ギャンブルにハマるのは、依存症として精神病に認知される時代です。
競馬とはどのようなシステムか理解すれば、きっと依存症は治ります。そんなことも考えて、シリーズ化して見ましょう。
結構脱線もあるので、この世界を知らない方にも面白いはずです。