2011-06-06 ロラン・バルト喪の日記 トピック 府中の書店に、ロラン・バルト「喪の日記」があった。あの哲学者でさえ「母の死」は彼の心に大きな空白をもたらしたことに驚きでした。日記は2年の長きに渡り書き綴られています。昨年母が亡くなり早8ヶ月、幸いにも友人先輩そして親戚に支えられて、悲しみからどうやら立ち直れました。彼が2年もの長きにわたり耐え続けたことに、同情と尊敬を禁じ得ません。本は買わずに立ち読みでした。書棚にあれば辛さが永遠に続くような気がして。男にとって「母」は特別な存在である。外国でも。そう感じた日でした。