リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

ロラン・バルト喪の日記

府中の書店に、ロラン・バルト「喪の日記」があった。

あの哲学者でさえ「母の死」は彼の心に大きな空白をもたらしたことに驚きでした。

日記は2年の長きに渡り書き綴られています。

昨年母が亡くなり早8ヶ月、幸いにも友人先輩そして親戚に支えられて、悲しみからどうやら立ち直れました。

彼が2年もの長きにわたり耐え続けたことに、同情と尊敬を禁じ得ません。

本は買わずに立ち読みでした。書棚にあれば辛さが永遠に続くような気がして。

男にとって「母」は特別な存在である。外国でも。

そう感じた日でした。