フェイエノ―ルト宮市亮が初ゴール
日本にやっとストライカーが出てきましたね。
それに私の好きなプレミアリーグ・アーセナル所属と言うのも喜びです。
さすがアーセナルは若手の発掘は優れています。いま一番気に入っているセスク・ファブレガスも、スペインから来た時は16歳でした。
海外ではメッシ二世みたいな評価ですがどうでしょうか。
現在のアーセナルフォワードでも、似たタイプを探してもいないように思えます。
軽さではナスリが似ているけれど、突破力は異なる感じがします。ウォルコットの様にスピードがあるが、彼より力強さと切り返しやパスの正確さは優っています。
ファンぺルシ―は素晴らしい選手で好きだけれども、彼よりドリブルスピードが優っているように思う。
アルシャビンも好きだなー。何しろあの突貫小僧的な突進力は魅力です。好不調のムラがあるけど。
宮市亮 プロ初ゴール Ryo Miyaichi ユーチューブから
http://www.youtube.com/watch?v=6IKaujgfMp8
ジャパニーズ・メッシ"宮市を地元紙絶賛 footballnetより
http://footballnet.sakura.ne.jp/2011/02/18-3/
昔小野伸二が属していた「フェイエノ―ルト」と言うのもうれしいじゃないですか。
小野伸二オフィシャルサイト
http://sofc.jp/
「ストライカ―は作るものではなく、生まれてくるものだ。」と聞いたことがあります。
この言葉を私はこう解釈しています。すなわち「日本がサッカーを文化として成熟させてきた証」と言うことです。
今ではかなりの方がスポーツを文化として捉えてきています。しかし30年前は「スポーツは単に遊びか、頭の悪い奴がやること」の意味が含まれていたように思います。
私もその頃ややその気味がありました。
ところが勤務先の自己啓発プログラムで、自ら「サッカーとスポーツ文化」と言うテーマを掲げ、清水市を訪れることで考えが一変しました。
Jリーグ発足の2年ほど前でした。
調べれば日本のサッカーは、学校スポーツの延長にしかすぎませんでした。
卒業すれば社会人のごく狭い世界で行われている競技なのです。
ところが「世界のサッカーは」社会の中にある、スポーツ文化としてのサッカーであったのです。
学生時代に戻りますが、私の専門は会計学でした。
教授がこう言いました。「簿記などの考え方は日本人の思考にはないものだ。欧米人が常識として持っているものを、我々は改めて学習しなければならないハンデがある。」
これは例えば「お金が入ってきた。これを仕分けと言って、帳面に記載します。借り方貸し方として、左右に同じサービスを名前を付けて記載します。お金が資本金なら、借り方現金貸し方資本金とします。」
良くお釣りを数える時、日本人は1000円マイナス800円の商品イコール200円のお釣りとします。でも外人は800円の商品で1000円頂いたから、800円900円1000円とお金をたしていくのです。
これが欧米人のバックボーンとしてある思考です。
今まで中々世界で日本代表が成果を出せなかった。それがこのところ飛躍的な成果を上げ始めたのは、海外移籍組の選手が増えたことと関係があります。肌でサッカー文化を感じ学びとってきた選手が増えたからです。
またイビチャ・オシム監督から「日本人のサッカー」として、新しい時代に入ったと感じます。
遠藤保仁選手など今では一番走る距離が長いのではないですか。オシムに習ってからです。
ザッケローニに代わり、本田圭祐選手もオーストラリアの試合で、本当に疲れた顔を見せました。思考が変わってきたのだと見ています。
誰もがサッカーについて語り合う、一時のプロ野球のようになれば、やがて日本人監督が世界に出ても活躍できる時代になるはずです。
それがいつの日か必ず来そうな予感がする、今回の宮市亮選手の活躍でした。