リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

鍼灸師になろうと思うまで 2

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチ相談室ブログ〜手のひら先生の独り言〜」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を、そのほか「リウマチの広場(by 手のひら先生)」も作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。


鍼灸に興味を持つのは何歳頃からでしょうか。韓国でこの質問をしたところ「先生韓国でも40歳を過ぎて、体のことが気になり始めて、初めて手指鍼を知ったと言う方がほとんどですよ」と言う答えが返ってきました。

関西圏以西は関東と鍼灸や漢方に対する文化が異なるので、いつごろから興味を示すのかはわかりません。関東では鍼灸は敬遠される傾向があるので、韓国と同じような感じではないでしょうか。

痛みに対してストレス社会の日本では、特に過敏になっていると思います。鍼は特に関東では敬遠される医療です。

鍼灸学校に入って、夜間でしたが若い同級生がいたのには驚きました。家業が鍼灸師ならば分かりますが、全く無縁な環境でなぜ鍼灸にきょうみが湧いたのか、大変疑問でした。

病院でリハビリに関係して鍼灸の効果に目覚めたとか、家族の治療で目覚しい効果に触れたとか言うのは理解できました。

且つ言う私は自分の蕁麻疹が治った時に、このような馬鹿らしい死ぬわけでもない病気で、かくも長い間苦しむことはない。きっと世の中にはこのようなことで苦しむ人も多いのだろうと、何か助け人のような気がそれも突然ひらめきのように起こったのでした。

でもこのひらめきで、この20年良かったのか悪かったのか?思い返すのです。

入学して分かったのは、当時でさえ開業は30人のクラスで1人と言う厳しさです。今なら学校も急増しているので、100人に1人いればよいのでしょうか。

弱い動機では生き残りはもちろん、途中で挫折する羽目になってしまいます。年取っていた私でも途中で萎えそうになったことがありました。若さがあって人生に余裕があったとしても、どこまで初期の動機を維持できていったのでしょうか。