リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

血圧の下げ方 3

こんにちわ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと高麗手指鍼師長谷川和正がお送りするブログです。
本態性高血圧の下げ方を体験を交えてお送りしています。確かに仕事が忙しいとかストレスがかかって、高血圧が引き起こされます。これはそのストレスを取り除かない限りは、この血圧を下げることは不可能です。しかし今の過剰にストレスがかかる社会で、何もストレスのかからない仕事、場所はありえません。
だからといってすぐ降圧剤の服用は危険です。瞬間的よりは長いですが、上の血圧が上がったと思う時は、手のひらのニギニギを数回繰り返すまたは深呼吸をするだけで、血圧は下がるものなのです。ですからそんなにあわてず、自分にふさわしい根本的な解決を探して見ましょう。
このストレスから、血圧をいかに下げるかを模索していくうちに体験した、様々な治療法をコメントしましょう。
1、神社のお祓い  患者が邪氣を運んでくる。昔から鍼灸師以外でも治療家は、患者から邪氣をもらってしまう。だから早死にするなどと言われているので、では神主さんにお祓いしてもらうことといたしました。私の近くの「大国魂神社」から来ていただきました。料金を言っては憚られますが、とてもリーズナブルでした。鍼灸院は珍しいそうですが、病院のお祓いは良く有るそうで大変興味のあるお話でした。
2、カウンセリング 日本には世界に冠たる森田療法というカウンセリング療法があります。大学の心理学では、カウンセリングとは自己認識する手段であると習いました。したがって、様々なテストをやっているうちに、答えながら自分が分析できるのです。ロールシャッハテストなどでは、自分は攻撃的な人間だというのが分かりました。そのほかの択一式のものでも、答えている自分を意識すれば、自分が分かります。でもそれではカウンセリングを受ける必要がなくなります。またストレスはカウンセリングでは取り除かれません。解決もしません。活字やその他のメディアでし理解していませんが、浄土宗のお坊さんが開発した「内観法」があります。これもまた試してみる価値はありそうです。ストレスの原因その対処法が見つかるかもしれません。
3、気功 4件 気功と宣言しているところを受けて見ました。しかし次のようなところでは疑問詞が付きました。感想としては体全体に気を送り込むので、ピンポイントの治療には向かないのではないかということです。3件とも気のレベルでは十分感じるところがあり、それなりの効果はありました。治療といいながら病気のことについては理解が足りない。これはしょうがないと言えば言えることですが。次に気といいながらそれ自己催眠に属するのじゃない?というのも有りました。形の無い「気」というものを商売道具にしているので、売り物をどうしても過大表示してしまうきらいがありました。それ何々先生が書いてる、おっしゃってるという程度もありこれらは少々疑問でした。しかしそれらを無視して、気というものを受けてみる楽しさはありました。何とも表現できないものが伝わってきて、自分を包み込むというのは安らぎ感がありました。しかし私の本態性高血圧に対しては、ほとんど治療効果はありませんでした。1件は気功というにはまったくお粗末な単なる体操でした。
 以前来られた患者さんで、アトピーには効いたという方がいました。きっとパワーが強かったのでしょう。でもどの人がどのような力があるかはまったく受けてみないと分かりません。それは我々の業種と同じところがあります。本を出版したから、教室を持っているからといっても、この世界はいってみないと本当に分かりません。
4、ディクシャ これは私の疾患には合いませんでしたが、精神的な何かを求めるには良い体験が出来るとは思いました。明るさが感じられるところがありました。
5、ヨーガ 血圧に即効くかといえばそれは疑問です。健康とか精神修養をそこに求めるなら、ストレス対策も出来るのではないでしょうか。
本態性高血圧を治すだけで、多くの経験体験をしてしまいました。自分には鍼という道具が最後にはあると思っているので、この難局に対処できたと思います。それのない素人の方たちの恐怖心はいかばかりであるでしょうか。でも体験したいまは、自信をもって患者さんに指導が出来るので、結果的にはプラスマイナス0でしょうか。