リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

血圧の下げ方2

こんにちは「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営する、手のひら先生がお送りするブログです。今日のテーマは前回に引き続き、血圧の下げ方です。
浜六郎医師の著作は「高血圧は薬で下げるな」角川書店です。降圧剤の危険性を詳しく説明しています。ただ薬に頼らず血圧を下げる方法については、次に紹介する本に比べると、やや説得力に欠けるかなというきらいがあります。しかし読んでみれば薬がいかに身体を蝕むものか、理解できると思います。
石原結實医師の本態性高血圧の原因を喝破した、彼の理論は世界の誰も主張したことの無いもので、これこそ真の原因だと納得できるものです。実際これを読んで実践したことによって、私の高血圧が治ったことでこれが証明されたと理解しています。 “血圧”常識のウソ 体質で違う“血圧”の下げ方―脳卒中心筋梗塞を防ぐ予防法・治療法 (マイ・ブック) が私の購入した書籍ですが、残念ながら絶版になっています。
彼はその中でこう説明しています。朝高く夜になると下がってくる血圧、これは尻欠け病であり下半身の衰えからくる、いわゆる本態性高血圧といわれるものである。尻欠け病というのは、40歳過ぎると急激に下半身が衰えてくる。お尻が欠けるように肉がやせてくる。血液は筋肉の中に多くためられるが、その血液が下半身に蓄えられるべき所のものが、上半身に来てしまう。そこで高血圧が引き起こされると説明されています。インターネットで検索した時、石原医師の言葉に「元ジャイアンツ監督の長嶋さんを見ていたら、急激にお尻がさびしくなってきていた。平気かなと見ていたら脳溢血を起こしてしまった」と言うものがありました。
私が本態性高血圧で悩んでいる時出会った、まさに一条の光でした。他人の高血圧はお世話できても、自分の病気となるとなかなか難しいのが、治療家の運命でしょうか。これだと理解してから、まず行ったのは薬を切って平常血圧に戻す戻すための計画表です。一応万が一でも血圧が急激に上がった時に備え、降圧剤は予備として備えておく。次にやはり心配なので通っていた、漢方医は継続する。しかし漢方では血圧は下がらないと此処までで実感してたので、その前また血圧が上がった後も身体を傷めていたので、この回復は漢方薬を使おうというスタンスを取りました。
メインの筋力アップについてです。それ以前も近くのジムに行っていたのですが、一人で黙々と行うと単調になって飽きてしまったのです。今度はシステム化したメニューを作り、飽きずに効率よく筋力アップを図るための策を考えました。行き着いたのはパーソナルトレーナーの活用でした。もちは餅屋に任せた方が良いと考えたのです。
インターネットで探し、近くのジムに行って調べると、帯に短し襷に長しでなかなか決まらない。トレーナーを中心に探していくと、ルネッサンスというスポーツジムに行き着きました。隣町ですが最良の選択です。その前にやるべきこと、それがウォーキングです。ウォーキングをしてもすぐ筋肉は増えるわけではありませんが、有酸素運動によって全身に血液を回すことで、一時の血圧の安定はのぞめます。
ウォーキングは約1ヶ月、これで少し安定したところでジム通いです。結局6ヶ月通ったあたりで、血圧は上が140台、下は90台前後と安定してきました。このころには降圧剤はまったく必要としませんでした。これに頼る気持ちはまったく起きません。漢方薬も4ヶ月辺りで飲むことも控えはじめました。6ヶ月後はほとんど飲まなくなりました。
現在はジムに通い始め1年半です。血圧に対する不安はまったくありません。またこの経験は治療に大変役に立ち、何人かの患者さんは鍼治療を行いながら、下半身強化をすることで降圧剤から縁が切れた方が何人かいらっしゃいます。
まとめると
1、血圧は心臓腎臓疾患以外の高血圧は、原因不明の本態性高血圧とされる。
2、血圧は年齢プラス90ぐらいあっても心配ない。年齢と伴に上がって行く
  のが自然である。70歳なら170ぐらいあっても良い。
3、40歳過ぎたら下半身の筋力が衰えてくるので、これの強化で高血圧は防げる。
4、気持ちが良ければ、運動やサウナも心配することなく行ってよい。
5、パーソナルトレーナーをつけて運動を行うと、効果的に筋力アップが図れる。

私の意見では、これに鍼灸を加えれば、より効率的に目的達成が図れると思います。