リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

関節リウマチは完治する?

関節リウマチに罹っても、5パーセントほどは自然に治ってしまうようです。

 

それ以外の方法で治る方法があるでしょうか?

原因が分からなかった20年30年以上前なら、こんな方法あんな方法で治したと言えるかかもしれませんが、免疫の暴走で関節リウマチが起きると分かってしまった現在ではできません。

お灸で治そうとすると毎日のように据えて、3年5年とかかるそうです。昭和の名灸師深谷伊三郎師の言葉です。

紀元前から続いてきた鍼治療では治せませんでした。リウマチの痛みを和らげる程度のことでした。

何しろ原因が分からなかったので、根本から治す鍼治療方法はあり得ないのです。

さらに原因が免疫の暴走という事ですが、免疫システムを治す方法は誰も考えたことはありませんでした。

 

確かに経絡治療を行うと免疫度は何割か上がるようですが、それで免疫のコントロールを直接出来ることはないのです。

でもそれができるのです。免疫の調整、コントロール方法から考えた、手のひら先生の高麗手指鍼療法では、免疫シㇲテムをコントロールできる方法を考えました。

人間が進化してきたと同時に、免疫システムもまた進化してきました。一応最小限の3段階の進化の過程として、免疫システムを調整できるツボも6か所を発見しました。

 

このツボを刺激し免疫度を上げたり、暴走を抑えたりすることが出来るのです。私の行っている高麗手指鍼ではこれが出来るのですが、ほかの鍼治療法ではおそらく出来ないでしょう。

なぜなら鍼灸と人間の進化を融合させて考えた治療家は今までいなかったからです。

鍼灸と進化論については昨年出版した著書には書いてありますので、興味をお持ちの方はご覧ください。

治療となると少々技術が必要です。なぜかと言うとツボの刺激には強弱が必要になります。ツボにうつ鍼は何本にするか診断する必要があります。

 

さらに補瀉と言って鍼の向きを上向きにするか下向きにするか、検査しなければなりません。

 

ただツボに鍼を刺すだけの鍼灸師では、関節リウマチは到底治すことは出来ないのです。

何しろ免疫は祖先が魚であった時から備えられていたものであり、それから進化してきました。自然免疫・獲得免疫と呼ばれるように分かれています。

これも近年になって分かったことです。二千年前の中国人にとっては雲をつかむような話でしょう。