リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

がんの新しい鍼治療

手のひら先生スタイルの高麗手指鍼治療として、2018年9月に韓国で発表しました。

 

その後ほんのちょっと技術的に足りなかった事があり、それを改善したことによって驚くほどの治療効果が出ました。

 

驚くほどというのは、自分自身が予測した以上のぶっ飛んだ効果でした。

 

それは二千年以上ある鍼灸の歴史の中で、そのツボにはどのくらいの刺激を与えたら良いのか、誰も答えが下せなかったのです。

この世界は後出しジャンケンが多いので、いや私は知っていたとか何々先生は書いていた、などなどが多いのですが。

確かに並外れた気のパワーの持ち主でしたらこれは問題になりません。

それがない期待できない場合はどうしたかというと、鍼を持ってグルグルひねったり、深く差したり引き上げたり上下させて、痛みを感じたら気が通ったとする方法です。

最近の方法は置鍼が中心でしょうから、ツボには鍼1本が普通でしょう。

私が考えたMGOTというシンプルな診断器具を、ふとツボ診断に応用してみることが浮かびました。

ツボの探索に考え出していたのですが、それを鍼何本刺せばよいのかまで広げるにはいたりませんでした。

そこで調べてみると鍼の本数は自分が考えていた以上に多いことが解りました。

まず自分の脳溢血後遺症治療のため、大脳中央前回の第1次運動野のツボを診断しました。

 

すると5本と診断できたのです。なんとそんなに必要としていたんだと知り驚きました。

結果あれほど取れなかった肩甲骨周りのコリ、これが最初に取れ始め足と腕の可動域、及び筋力が戻ってきました。

実は筋肉が増えて握力が少し戻ったのではなく、おそらく動いていなかった筋繊維も連動する様になったことで、筋力が蘇ったのでしょう。

 

さてこの方法を開発したあとに、ガンの再発で患者さんが来られました。

20年前に子宮頸がんの手術を行い、8年前に腸閉塞と癒着で当院に来られました。

簡単に治ったのとその後娘さんも治療に来られて、当院の治療を信頼していただいていました。

そこで今回の再発に際し高額でも鍼治療を受けたいということでした。

結果1回目の治療から大きな変化が現れました。真っ黒に出ていた静脈の色が、本来健康なときの青色に変化をはじめました。

Oリングテストで患部の広がりと、Oリングテスト試料を使っての診断、さらに免疫診断点これはフェーズⅠ Ⅱ Ⅲ を計測しました。

クローズといって正常なら決して開けない状態が、2回目から開き始めたのです。

悪性胃がん患者さんの場合は、Oリングテスト試料を使った患部の診断で、反応が消えるまで3ヶ月掛リました。

免疫診断点が正常になるのにはさらに3ヶ月、病状が安定するまで計6ヶ月掛かりました。おそらく半年でガン3ヶ月で消え、再発の危険性は6ヶ月で消えたはずです。

その経験からすると今回到達した治療法は、驚異的な速さでの回復でした。悪性であったかまた本当に消えたのか、それはCTとMRIの検査が分かる明日です。