免疫抑制剤の対症療法と根本治療
いまリウマチ治療の主流になっているのが、免疫抑制と免疫抑制剤の治療法です。
以前はリウマチに伴う炎症を抑える、ステロイド剤が主流でした。
その後に出たのがこの免疫抑制剤と言われるもので、リウマトレックスなどの商品名で知られています。
副作用もありまた効果も限定的で、それほど決定的なリウマチ薬にはなり得ていないようです。
その後現れたのが生物製剤と言われ、牛の血液から主に作られ、エンブレルやレミケードの商品名で知られています。
強力な免疫抑制効果が期待されるようですが、一方様々な副作用もあるようで、すべてのリウマチ患者に適合しないそうです。
さてこれらは今あるリウマチの諸症状を押さえ込む対症療法なので、薬や注射は一生使い続けなければなりません。
まだ最近現れたものなので、長期間の使用でどのような副作用がこれから出てくるのか、危惧されるところです。
では根本治療はできないのか。
人間の体には本来外敵などに備える免疫力が備わっていて、自己治癒力とか自然治癒力とか呼ばれているものがあります。
この力が本来の能力を発揮すれば、免疫力も正常化されリウマチもがんさえ治癒されるはずなのです。
ところが人間は悲しいかな、季節の移り変わりによる変化、自らの不摂生、食事の偏りなど様々な要因で、常に自己治癒力は破壊される方に脅かされています。
この力を元に戻すことこそ、根本治癒への道なのです。
たまたまこの力の復元力が残っていて、念じていたら治ってしまったなどという事も偶然に起きうるのです。
しかしそれも少数であって、いまだ世界中にリウマチで苦しむ患者は増えています。
免疫を抑えてしまうことは副作用の怖さもありますが、それ以上に恐ろしいのはウイルスなどの感染症です。
今年は鳥インフルエンザの流行は幸いにもありませんでした。
しかし感染症にかかれば、それに対する武器が無くなってしまうことになるのです。
自己治癒力を回復し、免疫システムの再構築と今ある症状を押さえ込むこと、これがリウマチに対処する望ましい治療です。
東洋医学では自己治癒力を常に正常に戻すことを行っています。
免疫システムを再構築することは、伝統的な鍼治療では必ずしも簡単とは言えません。
そのような理論がないからです。
これは治療における問題点です。
患者さんにとって今ある最大の問題は、痛みを和らげるまたは取り去ることになります。
これも障害されている血流の改善と炎症を抑えることで対処できます。
この3つの問題をクリアーできるることが、リウマチを根本的に治し制圧することにつながるのです。
その意味でこれらに対処可能なのが、手のひら先生の高麗手指鍼になるのです。