リウマチ相談室のブログ~手のひら先生の独り言~

手のひら先生が鍼治療を通して思う、つれづれなるよしなしごとをお話します

鍼灸師試験に思う

こんにちは、ホームページ「[手のひら先生のリウマチ相談室]」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチ相談室ブログ〜手のひら先生の独り言〜」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。また毎日の治療については「手のひら先生の治療日誌」を、そのほか「リウマチの広場(by 手のひら先生)」も作成しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。

私の甥が看護師試験を受け合格したのですが、今年の試験は例年と出題形式が変わったようで、一時は合格か不合格か気をもんだようです。
13年前の鍼灸師試験を思い出しました。あの時も国家試験としては第1回目だったので、試験前が大騒ぎでした。通っていた学校は歴史のあるところでしたが、今の学校制度からすると時代遅れになりかかったいました。そこで西洋医学に傾いている試験内容に、我々は準備できているのかと擬人暗鬼だったことを思い返しました。

10年ぶりに鍼灸学校別の合格率をネット上で調べてみました。母校は昔は100パーセント近くを誇っていましたが、1昨年は80パーセントを少し超えるところに留まっていました。

鍼灸専科教室開設が規制緩和され、門戸が広がったため入学が楽になったのが、国家試験の合格率を下げたのでしょうか。ただ鍼灸師試験は落とす目的よりも、一定の知識が習得されたか否かを判定するものなのです。

問題は合格してからの方が大変なので、その前にふるい落とされたのでは話しにならないということで、在学中の最低限の努力が足りなかったのでしょう。

昔は開業までこぎつけられるのは、1クラス30名のうち1人と言われていました。そのときより学校は2から3倍近くになっているそうなので、60から80名で1人になっているのでしょうか。

病院の経営も難しくなっている昨今でもあり、そこに就職と言う方策も狭き門になっているのではないでしょうか。